平泳ぎ

 

平泳ぎはブレストストロークと呼ばれています。足と手の動きがバラバラなので、初めはうまく泳げずに段々沈んでいってしまう人もいるようですが、沈まないようにするには正しいフォームで泳ぐ必要があります。

 

4泳法の中では一番難しい泳ぎ方で、ルールも細かくなっています。基本的に平泳ぎには2種類の泳ぎ方があり、それは昔からあるストレート泳法と、近年になって正式な泳ぎ方と認定されたウェイブ泳法となります。ストレート泳法は頭を出したまま直線の動きで泳ぐ方法で、海ではみんなこの泳ぎ方をしています。

 

頭が水の中に入ることが認められてウェイブ泳法ができたのですが、泳ぐスピードはこのウェイブ泳法の方が速くなります。ここではメインのウェイブ泳法について説明します。

 

平泳ぎのキックの方法はヴェッジキックとウィップキックの2種類です。昔から行われていたヴェッジキックは挟んだ時に前に進む力が働き、ウィップキックは蹴って前に進みます。速く泳げるのはウィップキックの方です「ヴェッジキックは足を曲げて肩幅に広げ、外側に蹴り出して足が伸びたら、両方の足を挟むように足を閉じるキック方法です。

 

ヴェッジキックが肩幅に膝を開きますが、ウィップキックは殆ど広げません。その状態から後ろに向かって弧を描くように閉じながらキックしますが、膝を曲げて、蹴り出しながら閉じる2のリズムで行います。どちらのキックでも膝が立ってしまうと水の抵抗が多くなるので注意してください。

 

息継ぎの動作は脇をしめて背筋を伸ばして行います。その時、体の前寄りでしめるようにして、体を斜め前にあげるようにすればベストで、あまり水面から体が出すぎないように息継ぎをして、出るときに伸ばしていた背中は少し丸めるような感じにしてください。